まずはインナーにあたるピラーを整形したものができました。
これにスコーカーリングをビス留めして戻し、FRPでカバーを作る作業になります。


FRPを貼る際はマスキングとしてアルミホイルを貼るのですがその前に一度ピラーにレザーを貼ります。
これは最終的にピラー自体にレザーを貼って仕上げるのですがその際レザーのクリアランスを作らないと塗装品が浮いてしまい精度が出せません。


じゃあレザーを貼って整形すればいいじゃない、ということで使う機会の少ないパープルのレザーで貼ります。
形状的に普通には貼れないのでここは切り貼りでOKです。


その上にアルミホイルを貼り、FRPを三層くらい張ります。
その後外したくなりますが、FRP半乾燥状態でパテを盛ります。


これはFRPを外してからパテを盛るとパテやFRPの収縮で形状が微妙に変わりきちんと元に戻らなくなるためです。FRPを外さずにある程度まで形を出して1日乾燥させると形が変化しづらく精度が良くなります。


この際にツィーターポッドもレーザーポインターを用いて接着固定をし、デザインを考えて整形するとより精度が高いです。
そうしてできた塗装品の成形部品を外します。この際なかなか取れないのでスリリングでしたがなんとか外れました。
当たっている裏の部分を慎重に削って脱着が容易なアウターパネルができました。
次回はアウトラインの成形とアウターパネルの外枠の成形です。次回に続きます。